桜の花びらが舞う頃に
私は、「ミネラルタウン」にやって来た。
第2話「アゲハ」
「ついにやって来た」
上空から見る町は、朝なのでまだ静けさがあった。
「あの人はどこにいるの・・?」
「とりあえず、下に降りよう」
蝶は自分の姿を人間に変えた――――
「ここはドコかしら・・・凄い荒れてる・・」
降り立った場所は、この町の牧場らしきところだった
「ここは牧場・・・?」
「おぉ!!君かね?!」
「え?!」
突然誰かが話掛けて来た
少し小さめの、おじさんのようだ。
「何でしょうか・・?」
「君だろ?!ここの牧場に新しく買った人は!」
「え・・はぁ」
どうやら勘違いしているらしい
「私はここの町長のトーマスだ。君の名前は?」
「え?!えっと、アゲハです」
「そうか!では、頼んだよアゲハ君」
そうして嵐は過ぎ去ったかのように町長は消えてしまった
「私、とっさにアゲハって言っちゃった。じゃぁ名前はアゲハだね!」
自分の名前に感激するアゲハだが
「何?新しい人?!」
もの珍しさから話しかけて来た見知らぬ男
アゲハはかなりびっくりしていた
「はい?!・・どなたでしょう?」
「俺はグレイ、鍛冶屋の見習いやってんだ、あんたは?」
ナンパに近い・・・。どうやら彼女はいないらしい
「あ!初めまして!ここの牧場のアゲハと申します」
「・・・・・・・・・」
金髪の髪に美しいアゲハを見て言葉を失ったグレイ
「あのー・・・・」
「え?!ああ!アゲハさんね!よろしく」
「よろしくお願いします!」
どうやらアゲハにグレイは好意を持ったみたいでこう言った
「そうだ!アゲハさん!ここの町案内するよ!!」
「え?」
「まだなんでしょう?!いいから!」
そう言ってアゲハの手首を強引に突かんで連れていった
「はぁ」
アゲハがそう言うと後ろを振り返り、にこっと微笑んだ 。