太陽をなくさない為に、 
   私はあなたに嫌われる。

    byスズカ


第19話「犠牲にしてでも」※半分スズカ視点


太陽=グレイのことを好きなスズカ。
しかし、グレイが好きなのはアゲハ。



彼が自分を好きじゃない。
そんな事にショックを覚えたスズカは『恥ずかしい』
そんな気持ちが芽生え、彼をまた失いたくはないとい
う気持ちもあった。


そんなスズカは彼に笑顔でいてもらいたくて、
アゲハの事を忘れて欲しくて、
彼女は、決心した。


「自分を犠牲にしてでも彼には笑顔でいて欲しい。」


嫌われようが、
スズカがグレイに憎まれ口を叩き、
アゲハの事。
クリフの事。
この二つで思い悩んで欲しくない。


だから私は「秘密」を切りだし、
あんな形でしかやるすべは思いつかなかった。


―――――――――――――――――――――――――
※普通に戻ります。




スズカは毎日のように続けた。
それに歯向かうグレイは言う、

「うるせぇ!!てめえなんか大嫌いだ!!」


グレイのその言葉にスズカは一瞬顔色を変えた。
やはり決心はしたが、直に言われるとショックが大きかった。
それでも彼女は自分を精神で叩き、切り返しグレイに言った。


「別に。あんたに嫌われたって関係ないわ。あんたは私のおもちゃだからね」


スズカの言葉にグレイは本当にむかついたらしく、腹立たしい態度で言った。
「おもちゃ?!ふざけんな!!」


スズカは涙が出そうになったのをぐっと堪え、耐えた。




そうするしかないの。

あなたは、私を嫌って。


お願い、他に目を向けて、
あなたのあんな姿はもう見たくない。





「今日はこれくらいにしといてあげる」


スズカはそう言うとその場を立ち去った。


「スズカの野郎・・・・・。」





スズカは自分を「犠牲」にしてまでも、
太陽を守りたかった。
しかし、その精神的苦痛は耐えきれないほど膨大なもので、
いつしかスズカの身体を蝕んでいく事になってしまう。 

<<   back   >>