第一幕

はてさて、白雪姫(っぽいもの)をすることになったみんな。
白雪姫がセイヤ、王子様がカイという時点で波乱の予感☆

劇の前に。

セ「だりあ、交換してくれ・・・」

ク「ダメに決まってるでしょう?
  くじで決まったことなんだから♪」
 (本当は細工がしてあったんだけどね♪
  あ〜、楽しみ☆)

カ「クレアさん〜〜頼むよ〜(泣」

本気で泣きかけているセイヤとカイ。
だりあは小人の衣装を着れてご満悦♪
ポプリもわけがわからないながら男役と聞いてなんだか楽しみにしている様子。

ク「さ、始めましょ♪
  いいわよね?セイ、カイくん?」
  怖い怖いオーラを漂わせながら・・・

セ・カ「は、はい・・・」
    本気でいやそう。

ク「あ、ちなみにね、台本知ってるの、ナレーションだけだから♪
  あとせりふは適当にやってね♪
  とりあえず、紙に書いて見えるところにおいておくけど
  ま、ほとんど最初はせりふないから安心して♪」

クレア以外(ちょっと待て。そんなんでいいのか?)

さぁ、『一途なダリア』バージョン白雪姫っぽいものの始まり始まり〜〜

  ナレーション、女性陣
    雑 用  、男性陣

昔々、あるところに
白雪姫と呼ばれる美しいお姫様がいました
しかし、このお姫様美しいことは美しいのですがとても男らしい性格でした。

セ(当たり前だ。しかも、『美しい』って・・・)
  そんなセイヤは長い髪にドレスを着ているお姫様姿。
  その姿は、なかなかにあっている。(待て

普段話す言葉は男言葉。
その行動も男らしく、高価なドレスの意味もまったくありませんでした。
ドレスよりも乗馬服。
ドレスを着て木に登り、よく城を抜け出しては遊んでいました。

そんな姫は民に人気があり、次の王に、と望む声もありました。
国の決まりは、女王を認めていません。
今の王は国の決まりをも変えてしまいそうな民の声を抑えるために、姫を殺すことを決めました。

ク「どういう殺し方にしようか・・・
  民に見つかるとまずいことになるから・・・
  やっぱり事故に見せかけるのが一番か・・・
  この道具も、この薬も試してみたかったんだが・・・」
  そう言い、手に持った怪しい道具たちを見る王様(クレア)。
  かなりこわい。
  演技じゃない気もするんだが・・・ 

結局、森に行って事故に見せかけて殺すことにしました。
その役目を任されたのは一人の狩人。
手を汚す代わりに、狩人には多額の褒賞が与えられることになりました。

今日がその実行の日。
お姫様は今日も元気に木の上でお昼寝中。

ポ「セイヤく〜ん、どこにいるの〜?」
  もう、劇なんか関係なしに白雪姫(セイヤ)を探している狩人・ポプリ。
   だめだなぁ・・・

 カレン「ポプリ!違うってば!!
     セイヤ君じゃなくて白雪姫、でしょ?」

ポ「あ、そっか。」
   う〜ん・・・

 ラ「やり直しかな?どう思う?」

 マ「もう、いいよ・・・」

   とりあえず、やり直し。

ポ「姫様〜?どこにいるんですか〜?」
  セリフを見ているのがばればれな狩人。
   もうちょっと何とかできないものか・・・

セ「ここにいる。何の用?」
  (何でこんな芝居しなきゃいけないんだ・・・)

白雪姫を探す狩人。
その任務を知るわけのない白雪姫は普段どおりに返します。
普段から見知った狩人だったから。
その狩人に殺される運命の白雪姫。
あぁ、かわいそう・・・


ポ「えっと・・・森に遊びに行きませんか?」
  相変わらず、セリフ棒読みの狩人。
   せめてきちんと読んでほしい・・・

セ「森?今日はやめておく。
  そんな気分じゃないから。」
  (殺されるってわかってて誰が行くか。)
    白雪姫のあらすじ知ってるのか・・・

白雪姫にすげなく断られた狩人。
普段なら喜んでついてくるはずなのに。
でも、そこで諦めたら褒章がもらえないばかりかお仕置きが待っています。
怖い怖い王様のお仕置きは受けたくありません。

ポ「そんなこと言わずに、行きましょう?」

狩人は、半泣きになりながら白雪姫に言います。
そんなにまでして連れて行きたい理由を白雪姫がわかるわけがありません。
それでも、白雪姫は狩人をかわいそうに思ったのか「行く」と返事をしてしまいました。

セ(え・・・
  俺、何にも返事してないぞ!?
  第一、ポプリだって半泣きになんてなってないじゃないか) 

そんなこんなで森にやってきた白雪姫と狩人。
実は、狩人は白雪姫にひそかな恋心を抱いていました。

セ(ちょっと待て!!
  何なんだよ、そのおかしな展開は!?)

それなのに、白雪姫を殺さなければならない。
狩人はなんだか悲しそうです。
何度か殺す機会はありました。
しかし、狩人に白雪姫を殺すような勇気はありません。
でも、そのまま帰って王様のお仕置きを受けるのもいやです。
そして思いついた妙案。

ポ「姫様、これから、絶対に城に戻らないでください。
  戻ったら、絶対に殺されます!!」

そう言って、狩人は白雪姫を置いて走り去っていきました。
そうです、白雪姫を城に戻さなければいいのです。
そうすれば、王様は勝手に事故死した、と思っていてくれるでしょう。
もともと男らしい白雪姫。
きっと、こんな森の中でも生き抜くことができるでしょう。

セ(ありえない展開だなぁ・・・)

置いていかれた白雪姫。
途方にくれながら歩いている間に一軒の家を見つけました。
あいにく、その家の主は留守。
眠かった白雪姫はその家のベッドに入って眠りに付きました。

セ(おい・・・
  それって不法侵入じゃないか?
  不法侵入だろ・・・)

第一部、とりあえず終了。

だ「ねぇ、私の出番は〜?」

ポ「もう、出なくていいの?」

セ「・・・・・」

ク「セイ、いい加減諦めたら?」

セ(諦められるか・・・
  いやなものはいやなんだから・・・) 
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