あなたが私を助けてくれた、
そして私は恋をした―――――
第6話「張り裂けそうな思い」*今日は全部アゲハ視点★
私が、まだアゲハ蝶だった時まだ寒い冬の時期、
私達蝶は暖かい所を目指して旅に出る。
たまたまミネラルタウンやって来た時に
私はあなたに出会った。
その場所は、教会前―――・・・
「あれー・・蝶・・?」
「珍しいなぁ、冬なのに・・・」
蝶は冬まで生きていないのが普通。
なのに私が生きていたのは私が特別だから。
私は、普通のアゲハ蝶とは違う、
羽の色が金色に輝く。
だから冬まで生きられたのかもしれない。
「―――・・綺麗。羽が金色なんだね」
『綺麗・・・?』
今までそんな事言われた事がなかった。
『この蝶高く売れるぞ!』
私を見かけて人から出てくる言葉はそれしかなかった。
「君はきっと特別なんだね、」
―――・・あなたはそんな言葉を
私にかけてくれた。
純粋に私を見てくれた、
それが嬉しかったの・・・・。
そして私はあなたに恋をした。
私は願った―――――
「あの人に好きと伝えたい」
それを叶えてくれた「お星様」
ありがとう・・・。
私は、会いにまたミネラルタウンに行った。
『君、誰・・・?』
―――・・・そうだ・・。
私はあなたに会いに来た。
だけど、私は「人間」として会いに行った。
だからあなたは私を知らない・・・。
胸が張り裂けそうだった、
この思いを伝えたくて。
「あなたが好きです―――」
「ありがとう、あの時綺麗と言ってくれて」
だけど、私が「アゲハ蝶」と言うことは
伝えられない。
『私はあなたに、人として愛されたかったから。』
今はまだ伝えられない、
『張り裂けそうな思い』を、