彼は――――――

私を優しく包みこんでくれた・・・・・。


    byアゲハ


第31話「時間」




「やっと見つけた、僕の蝶・・」


クリフはようやくアゲハを見つけ出すことが出来た。
彼女は目に涙にいっぱい込めてこう言った。


「ごめんなさい・・・・クリフ・・・」


アゲハは謝り続けた。

「君は何故謝るの・・・・・?」


アゲハは全部話始めた―――――――



自分が「蝶」だと言う事。


自分がクリフに恋してミネラルタウンにやって来た事。


クリフへの思いの事。



そして――――――――


「クリフ・・・・私はもう時間がないの・・・」


「時間・・・・?!」


アゲハの言葉に戸惑うクリフ。
アゲハは、ゆっくり説明した・・・・・。


「私はあなたを追いかけてミネラルタウンまでやって来た・・・」



「そもそも私が人間になれる時は1年間だけなの・・」


「――――・・・・・・本当なのか・・・?!」


アゲハは頷いた・・・・・。

クリフはただ驚くしかなかった。
アゲハはもう1年もいられない・・・・・


そんな事実に押しつぶされそうになった。


「私人間でいたい・・・!!」


「クリフと離れたくない・・!!」


アゲハは涙を流しながら訴えた・・・・・。

その時クリフは思った。



一番苦しいのはアゲハのはず――――



僕だって離れたくない―――――――




クリフはアゲハを抱きしめこういった。




「大丈夫・・・・」


「なんとか方法を探すんだ・・・!」


クリフは心の中で誓う。


『アゲハを蝶には戻さない』



そう誓ったクリフはアゲハにこう言った。


「必ず君を守るから・・・」


アゲハはまた泣き出した。
今度は嬉泣きで・・・・・



クリフはふと思い出す――――――



このミネラルタウンには、


神に近し者―――――――




『女神』がいる事を――――――――― 


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