research 10 「昔の記憶」





  昔…一度だけ大きな傷を癒したことがあった


  その旅人は、私よりちょっと年上で…


  傷だらけで倒れてた


  私は夢中で力を使った


  そしてその旅人は、傷が治り命を取り留めたけど


  私は…その後…



--------------------------------------------------------------

  天使「その後どうなったか覚えてる?」



  イヴ「覚えて…ない…」


  天使「あなたの本来の寿命は、普通の人間のものと同じだった。
     なのにあなたはその力を使い切って…」



  イヴ「死んだ…の…?」



  天使「そう、あなたはあの時に一度死んだ。だけど神様はそれを許しはしなかった。
     もっと、あなたには生きて欲しかったから…私とあなたを一体化させた」



  イヴ「神が…もっと私に生きて欲しかった…?」


  天使「率直に言うと、もっと生きて力を使って罪を償ってほしかった。
     だから、天使となった私と一体化させる事であなたを生き返らせた」



  天使「なのに…最近のあなたは、この力を…神の存在を否定し始めた…だから…
     神の存在を否定してしまったら…私の存在も否定しちゃうことになる…
     そしたら…あなたが私を受け入れなかったら…あなたは死んじゃうんだよ」



  イヴ「し…ぬ…?」



  天使「私を早く受け入れて……」



-----------------------------------------------------------


  私はそこで目を覚ました…


  私は一度死んでいる?


  あの旅人を治したときに…


  でも…あの旅人は…


  私の『初恋の人』だった


  ひと目で恋に落ちた



  だから死んで欲しくなかった



  私…『イヴ』を受け入れなかったら死ぬのかな…?


  でも…



  こんな場所に閉じ込められて…



  自由を奪われて…生きながらに研究される



  そんな中で生きていても…



  意味はあるのかな…?



  ねぇ、神さま


    私…



     『死んでもいいですか?』






 to be continue...

                                         

<<   SACTOPに戻る   >>