research 20 「恋をしちゃいけないの」 クリフ「お願いだから僕を見てよっ…!!僕は…ドクターなんかに イヴを渡さない!!僕が守るから…イヴを守るから…!! 僕を見て…」 クリフからの突然の告白… 私はどう答えていいか分からなかった ここに来てからのクリフとナオキの存在は 私にとってすごく大きかった 二人がいたから、がんばれたのかもしれない たしかに私はクリフが好きだよ? でも、それは…恋じゃなくて友情に近い気がする… でも…今この瞬間… すごくクリフが愛しい… でもね、私思ったの… 私は…罪を償わなきゃいけない存在 恋なんかして…幸せになっちゃいけない気がするの… ドクターとクリフ…私はどちらも愛しいと思う でも…どっちも選んではいけない だって…私は罪深き女だから… イヴ「クリフ…、私…恋をしちゃいけないの…」 クリフ「…え?」 イヴ「私は、罪深い女だから…神様に…嫌われてるから…」 そう、私は神に一番嫌われている存在… 神を裏切った女だもの… 幸せになっちゃ…いけない気がするの… クリフ「なんでっ??なんでイヴが恋しちゃいけないの…!? 納得できないよっ…僕は…、イヴが好きなのにっ…」 イヴ「私…クリフもドクターも同じように愛しいと思う…。 でも…私は幸せになっちゃいけないんだよ…」 クリフ「…愛しい?僕のことを…?? 僕…その言葉だけでも嬉しいよ…でも…、ドクターに君を渡せないっ… 渡したくないっ…」 イヴ「ドクターの事を愛しいと思うのは…初恋の人だからかもしれない… でも…この先私は…恋をしちゃいけないの…幸せになっちゃいけないのっ… 分かって…クリフ…」 クリフ「…うん…。とにかくドクターに君をとられないのなら… 僕はずっと片思いのままでもいいっ…! そして、君を守りたい気持ちだけは変わらないからねっ!」 イヴ「…うん。ごめんね…クリフ…」 私はそう言うと、教会を後にした そして…彼女の元へ向かった カレンの所へ… 『何かあったら私に相談しなよっ』 彼女の言葉を、思い出したから… コンコン カレン「…どうぞ」 暗い声…どうしたんだろう? ガチャッ イヴ「えっ…」 私が部屋に入ると、彼女は服をにぎりしめて泣いていた そう…リックの服を… カレン「ごめんね…、こんな状態で…。」 イヴ「…ううん。」 カレン「あいつ…リックってさ…、私の幼馴染だったんだよね… 私…あいつの事、ずっと好きだったのに…まさか…こんなっ…」 知らなかった… イヴ「そう…だったんだ…ごめんね…、気付いてあげれなくて…」 カレン「ううん…いいんだ。ここに来た時から…なんとなく覚悟はしてたから…。 それよりイヴ、何か話があって来たんでしょ??話しなよっ」 イヴ「でも…カレン…」 カレン「いいのいいのっ…湿っぽいのは、私の性質じゃないしっ! イヴは何があったの?」 イヴ「実はね…っ…」 私はすべて話した。 天使の事、ドクターの事、クリフの事… 彼女なら…信用できると思ったから… カレン「ねぇイヴ、恋をしちゃいけないなんて…思っちゃいけないよっ…! リックは兵器になってしまったけど… 私はリックを好きだった事、後悔してない。 それにね…」 イヴ「…それに??」 カレン「恋をすることに文句を付けられる人なんていないよっ。 それがたとえ神様だとしてもっ…!! だって人は、恋をするために生まれてきたんだからっ!!」 イヴ「恋をするために??」 カレン「そう、恋をするためにっ!人は誰かを愛するために生まれてくるのっ! それが…人間の一番の幸せなんだよっ! 私はリックを愛していて…すっごく幸せだった!」 イヴ「人を愛することが…一番の…幸せ…」 カレン「イヴは幸せになってもいい子だと思うよっ! 前世の事はわからないけど、イヴはイヴでしょっ! 昔の事をひきづらないで、今を生きなきゃっ…!」 私は、なみだ目なのに必死に私を励ましてくれている彼女に… 感動した…、今までほとんど話した事はないのに 私にこんなによくしてくれる イヴ「…ありがとうカレン…!!私…なんだかスッキリしたっ」 カレン「いいよいいよっ!だって友達でしょっ!」 トモダチ… 私はその言葉を聞いた瞬間、涙がでた カレン「…イヴ?」 イヴ「友達…こんな私を友達だと思ってくれるの?」 カレン「当たり前でしょっ☆イヴは私を友達だと思ってくれないの?」 イヴ「ううんっ!友達っ…!…ありがとうカレン…」 カレン「いいよっ☆あ…、私今から実験室行かなきゃ…。」 イヴ「あ、ごめんね…。じゃあ…また来てもいい…?」 カレン「もちろんだよっ♪今度は私が遊びに行くねっ☆」 イヴ「うんっ…!!」 嬉しかった… カレンに話してよかった… そう思って、彼女の部屋を後にした時だった ナオキ「話は全部聞いたよ。」 ナオキが後ろから声をかけてきた イヴ「え…?」 ナオキ「オレの能力でねっ…。クリフがイヴを心配してたから…」 イヴ「…クリフが??」 ナオキ「そうさっ。イヴ…人を愛する事って人間の本能なんだぜっ。 カレンが言ってたように、人を愛する事が人間の一番の幸せなんだ。 オレは、今彼女に会う事はできないけど…彼女の存在にオレは支えられている。 彼女がもしいなかったら…オレは…ここで自殺してたかもしれない…。」 イヴ「自殺…!?」 ナオキ「こんな所で研究されて死を待つより…さっさと死んじまおうと思った。 でも…彼女がオレを待ってるから… いつか絶対ココを出て…ちひろに会いに行くんだっ!」 イヴ「…ナオキ…」 ナオキ「それになっ…イヴが持ってる林檎の花言葉…それはなっ… 『選ばれた恋』」 イヴ「…え?」 ナオキ「林檎は禁断の果実とされるけど、選ばれた恋っていう花言葉もあるんだ。 オレも詳しくは知らないけど…それは、 アダムとイヴの恋を象徴しているんだとオレは思うよ。 だからイヴは恋をしてもいいんだよ」 イヴ「…ありがとうナオキ!」 私は本当に嬉しかった 自分に背負わされた運命が 少し軽くなった気がしたから カレン・ナオキ… 私を励ましてくれる… 私はこの人達を…兵器にしたくないっ… この時、私の心の中に 新たな決意が生まれた 『誰も兵器にしない…だって私は…みんなを愛しているから』 to be continue... |