research 34 「手紙」





  イヴ「失礼します」


  ドクター「やぁ、今日はちょっと特別な事をするからね」


  イヴ「特別なこと?」


  ドクター「ちょっと君の細胞を採取させてもらいたいんだ」


  イヴ「私の…細胞?」


  ドクター「爪とか髪の毛で構わないんだが…」


  私の細胞を採取して何するんだろう?


  でも、おとなしく従う事にした


  私は、数本の髪の毛と爪をドクターに渡した


  ドクター「ありがとう、今日はこれで帰っていいよ」


  イヴ「えっ!?もう?」


  ドクター「あぁ。僕はちょっと調べる事があるし…」


  なんか、ちょっとドクターの様子がおかしい…


  また、何か思いつめてるのかな?


  イヴ「何かあったんですか?」


  ドクター「えっ!?あ、何もないよっ!」


  怪しい…


  この動揺の仕方…普通じゃないよね?


  イヴ「何か…また思いつめてるんじゃないですか?
     私でよければ…力になりますよ!!」


  ドクター「…いや、君には言えないんだ」


  イヴ「…え?」


  私には言えない?


  私じゃ役不足?


  イヴ「私には…って…?」


  ドクター「いや、君には心配かけたくないんだ…。
      でも…僕の話を聞いてくれるかな?」


  イヴ「もちろん…!!どうしたんですか?」


  ドクター「僕は…もしかしたら…死ぬかもしれない…。
      でも…僕は君にはここから出てほしい…!
      だから、僕がもし…君の前に現われることがなければ…
      この手紙を読んでほしい」


  イヴ「…え…?」


  私は、ドクターに封筒を渡された


  死ぬかもしれない?


  そんな縁起でもない事言わないで…!?


  イヴ「死ぬかもって…なぜっ!?なんで私に言えないの!?」


  ドクター「お願いだ…今は黙ってこの手紙を受け取って…部屋に戻ってくれ…」


  イヴ「…そんなっ!!」


  ドクター「早くっ!もう出てってくれ!!」


  イヴ「……失礼しました…」


  男の人に怒鳴られたの…初めてかも…しれないな…


  なんで私には言えないの?


  私は…あなたの支えになれないの?


  その時…私は気づいちゃったんだ…


  今まで…自分でもクリフが好きなのか…ドクターが好きなのか分からなかった…


  でも…私の今のこの気持ち…


  私…ドクターが好きなんだ…


  じゃあ…私はクリフの事をどう思ってるの?


  恋じゃないの?


  分からない…


  そして、ドクターに渡された手紙…


  中にはなんて書いてあるの…?


  知りたい…


  でも…今見ちゃいけない気がする…


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  やっぱり彼女には気付かれたか…


  僕もたいがい顔に出やすい男だな…


  彼女を怒鳴るつもりはなかった


  でも…巻き込みたくなかったんだ…!!


  僕は…今から中央研究室へイヴの細胞を持っていく


  そして…午後三時…決戦の前…


  僕がもし…死んでしまったら…


  彼女は僕のために泣いてくれるかな…?






 to be continue...

                                         

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