「ねぇ〜、だりあ〜?起きてる〜?」 ベッドの中から、お姉ちゃんが聞いてきた。 「起きてるよ。どうしたの?」 「だりあ、カイ君といると、明るくなるよね。 クリフ君やグレイ君とも話してたみたいだし。」 「そうかなぁ・・・。」 お姉ちゃん、飲んでるだけみたいだったけど、見てたんだ。 「うん。カイ君に隠れはしたけど、逃げなかったじゃない。 それに、あんなに人がいるところにしてはよく話してたでしょ?」 自分ではそんなこと意識してなかったなぁ・・・。 「うん。久しぶりかもね。 あんなに男の子の前で話したの。」 あんなに、って言ってもすこしだけだと思うけど、 私にしては話したほうなんだよなぁ・・・。 「聞いてて、びっくりしちゃった。 カイ君を通じてだって言ったって、あんなに話したことなかったでしょ。 ・・・カイ君がだりあの前からいなくなってから。」 私の前からカイちゃんがいなくなってから、私は極端に話さなくなった。 話しても、一言二言。 お姉ちゃんにもそんな感じだった。 きっと、ずっと一緒にいてくれたカイちゃんがいなくなっちゃったことで、 人が信じられなくなっちゃったんだと思う。 ずっと笑うことなんてなかった。 外にさえ出ない日もあった。 今にして思えば、それ以前の私は、カイちゃんに依存しすぎていたんだと思う。 カイちゃんが大好きだった。カイちゃんさえいればいいと思った。 今は、違う。 多分、私はあのときよりも成長してる。 もう、カイちゃんには依存しすぎることはない・・・と思う。 カイちゃんのことは、今も変わらず好き。大好き。 でも、カイちゃんさえいればいいとは思わない。 きっと、成長したということなんだろう。 「・・・りあ、だりあ?どうしたの?」 お姉ちゃんが聞いてくる。 いきなり黙っちゃったからびっくりしたのかな? 「・・・え?ううん、なんでもないよ。ちょっと思い出してただけ。」 「そう?ならいいんだけど。」 「うん。明日も早いんだし、もう寝よ。ね、お姉ちゃん。」 「そうだね、お休み、だりあ。」 「ダリア」の花は太陽を想う ずっとずっと昔から 「ダリア」は太陽を想う その想いは永久不変 |