第5話


「ここがカイちゃんのお店??」
ついたのは、白い小さなお店だった。
こんなところにお店があったんだなぁ。
「ああ。小さいけどな。ダリ、何食いたい?」
「何でもいいの?」
「材料さえあればメニューにないものでも特別に作ってやるよ。」
「ん〜、じゃあねぇ・・・・・オムライスとホットケーキ。」
「わかった。ダリは昔からホットケーキ好きだったよな。
ちょっと待ってろよ。すぐに作ってやるから。」
カイちゃん私の好きなもの覚えててくれたんだ・・・。
嬉しいなぁ・・・。

「出来たぞ。味わって食えよ。」
「わぁ!!おいしそう!いっただっきま〜す!!」
  もくもくもく・・・・・
「おいし〜っ!」
「そうか、よかった。」
「幸せ〜。カイちゃん、ありがと〜!!」
カイちゃんの料理は、本当に本当においしかった。

その後、二人でいろいろと話をして、牧場まで送ってもらった。
「だりあ、お帰り。」
「ただいま〜、お姉ちゃん。」
「カイくんも、ありがとう。」
「あ!!カイちゃん、ご飯食べてかない?
私が作るから。」
今日、キッチンの道具が全てそろった。
何か、作りたかったんだよね。
「マジで!?食べる食べる!!」
「え・・・。今日はダッドさんのところ行かないの?」
お姉ちゃんが私に聞く。
「そんなに毎日飲んでたら、お姉ちゃんの体にも毒でしょう?」
お姉ちゃんは、毎日ダッドさんのお店で飲むのを楽しみにしてるからなぁ。
「わかった。ま、いいんだけどね。
だりあの作る料理はおいしいから。」
「じゃぁ、少し待っててね!!
カイちゃん、何食べたい?カレーでいい?
確かカイちゃん、カレー好きだったよね?」
「何でもいいよ。ダリの作るものなら。」
なんか、結婚したばっかりのカップルみたい・・・。

・・・・・

「ねえ、カイくん、ありがとう。」
「何が?クレアさん。」
「だりあのこと。カイくんといるときなら、ほかの人とも話せるみたいだし。
昔のだりあに戻ってくれる。・・・ミールがいたころのだりあに」
「ダリ、まだ思い出してないんですか?ミールや、みんなのこと。」
「・・・ええ。それだけ、強力だったってことよね。
それに、まだ思い出さないほうがいいのかもしれないし・・・。」

・・・・・

「できた!!お姉ちゃん、カイちゃん、食べて、食べて!!」
私が作ったのは、カレーとサラダ。
なかなかおいしそうに作れた・・・と、思う。
「お、うまそうじゃん。」
「でっしょ〜?だりあの作る料理は天下一品なんだから!!!」
「お、おねえちゃんっ!!」
お店やってるカイちゃんになんてことを・・・。
  もくもくもく・・・・・×3
「おいしかった〜。だりあ、ごちそうさまっ!」
「うまかったぞ!ダリ、また食わせてよ。」
「うん!!!」
よかったぁ〜。おいしいって言ってくれて・・・。
「じゃあ、帰るな。ダリ、クレアさん、おやすみ。いい夢見ろよ!」
そう言って、カイちゃんは、帰っていった。

   妹思いの花と太陽は何かを隠す

   「ダリア」についての何かを

   その行動は何を意味する

   「ダリア」の花は何を忘れている



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