私は、夢の中にいた。
誰かがいる。
その、誰かがこっちを向く。
私と同じような、髪。
その顔は・・・私、だった。
「はじめまして、『私』」
『私』が言う。
どうして、『私』が・・・?
「何がなんだかわからないって顔をしているわね。
ここは、あなたの『夢』の中。
それはわかっているわね?」
私は、『私』の言葉にうなずいた。
ここは、夢の中。
「私は、あなた。
あなたは、私。」
『私』は、そう言う。
意味が、わからない。
「そうね・・・こういえばいい?
あなたは、だりあ。
私も、だりあ。
私たちは同じモノなの。
わかるかしら?」
同じもの・・・?
「で、私からだりあにこれを渡そうと思ってね。」
『だりあ』が何かを出した。
「はい。」
その手には、ネックレスとペアリング。
な、何・・・?
「だりあ、あなたがあげたいと思う男の子にあげて。
きっと、役に立つから・・・。」
そう言って、私の手に握らせる。
きれいな銀と金の指輪。それと同じ色の、ネックレス。
「あなたがあげたいと思った人に、あげるのよ?
あなたが、大切だと思う人に。」
「わかった。ありがとう、『だりあ』。」
『だりあ』は満足そうに微笑んだ。
「じゃあ、またね。
また、会いに来るから。」
そう言って、『だりあ』は、消えていった・・・。
それと同時に、私も『現実』へ・・・。
一途な花は自分と出会う
『夢』の中で、自分と出会う
この『ダリア』は何者?
一途な花は『ダリア』の花
それ以外の何者でもない
もう一つの『ダリア』
それは、何を知っている―――?