ポプリ編

今日、クレアさんの牧場に手伝いに行った。
楽しかった。
だりあちゃんとカイが仲良くしてるのを見ても・・・
そんなにイヤじゃなくなった。
何でだろう・・・。
お仕事を全部やり終わって、カイとだりあちゃんはマリーのところに行っちゃった。
なんか、調べたいことがあるんだって。
でも、行きたいなんて、思わなかった。
だったら、セイ君といたい・・・そう思った。
ポプリ、この頃変かも。
今までは・・・カイのことが『好き』だったのに・・・
セイ君と会ってからはカイよりもセイ君のほうがいい。
カイには、だりあちゃんがいるから。
お互いにお互いを思ってる。
ポプリにだって、わかることだから。

思い切って、セイ君に言ってみた。
ポプリと、デートしようって。
クレアさんが家の中に入った後に。
クレアさんには、なんだか聞かれたくなかったから。
セイくんは、いいよって言ってくれた。
それだけでも、ポプリはうれしくなった。
クレアさんにも、言った。
クレアさんは、少しだけ複雑そうな顔をしてた。
ポプリは、クレアさんがうらやましい。
だって、セイ君と仲良く話をしてる。
昔の、セイ君を知ってる。
カイのときには、こんな気持ちにはならなかった。
どうして、こんなに違うんだろう。

セイ君と、泉に行った。
女神様が住んでるって言われてる泉。
そしたら、セイ君、鉱石場に入りたいって。
ポプリが嫌がってると、セイくんは俺がいるから大丈夫って言ってくれた。
ポプリ、自分の顔が赤くなった気がしたんだけど・・・
セイ君の、服の端を握って、鉱石場の中に入った。
きっと、クレアさんだったら、喜んで入るんだろうなぁ・・・。
でも、それはポプリにはできないこと。
鉱石場の中は、薄暗くて、怖かった。
なんだか、泣きそうになっちゃった。

鉱石場から出て、今度は湖に行った。
湖は、河童が住んでるって言われてるところ。
それに、かわいい動物たちも、たくさんいる。
ポプリは、マザーズヒルが大好き。
だから、セイ君にもマザーズヒルを見てもらいたかったの。
セイくんは、気に入ってくれたみたい♪
よかった。

リスを追っかけてたら、セイ君が、ポプリにお花をくれた。
かわいい、花。
すごく、うれしかった。
でも、セイ君が次にポプリに言ったことは、うれしくなかった。
帰ろうって。
お兄ちゃんが心配するからって。
お兄ちゃんなんか、放って置けばいいのに。
でも、セイくんは、もしだりあちゃんだったら、心配するからって。
そういわれたら、ポプリは言われたようにするしかなかった。

家の前まで来て、話をしてたら、お兄ちゃんが飛んできた。
別に、来なくていいのに・・・。
でも、いいんだ。
また、セイ君、デートしてくれるって言ってたから。
だから、お兄ちゃんは、放っておくだけにする。
セイ君に、クレアさんへの伝言を頼んだ。


   幼い花にはわからない

   『憧れ』と、『恋心』の違いが

   だから戸惑う。どの想いが『本物』なのか

   太陽への想いはどっち?

   月への想いはどっち?

   その違いが、どちらが『本物』かわかるのはきっと、もうすぐ―――




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