「だりあちゃん、真ん中ね!!」 三つのベッドをつなげて、そこに6人で寝るみたい・・・ 狭いと思うんだけどなぁ・・・ 「ほら、早く!!」 カレンちゃんが、ボスボスと枕をたたいてる。 狭いかもしれないけど、こういうのって楽しくていいなぁ・・・ 「うん。」 みんな、一斉にベッドの中へ。 やっぱり・・・狭い。 「じゃあ、電気消すよ〜〜ww」 ぱちっ 「ねぇねぇ、だりあちゃん。」 「なに〜?」 しばらくして、暗闇の中でポプリちゃんが話しかけてきた。 他のみんなは・・・もう寝てる?早いなぁ・・・ 私も寝たいんですけど・・・・・ 「んとね・・・・・・やっぱいいや。」 えっと・・・? 途中でやめられると逆に気になるんですけど・・・ 「おやすみ、だりあちゃん。」 ポプリちゃんは一人で完結して、次の瞬間には寝ちゃった・・・みたい。 ・・・おやすみ三秒? ん〜・・・気になるけど起こして聞くわけにもいかないし・・・ しょうがないか。私も眠いし。 私は、意識の底に引き込まれていった。 「だりあ、来たんだ?」 「あら、だりあちゃんww こんばんわvv」 カリンと・・・誰? 緑色の髪の女の人。 二人で仲良く話してる。 ってか・・・ここって私の夢の中じゃないんですか? 「こんばんわ、えっと・・・」 「フィオーレよ。 やっぱり、クレアちゃんに聞いたとおりかわいいわねww」 「・・・お姉ちゃん?」 「えぇww」 「だりあ、この人は泉の女神様だよ。」 ・・・女神様がなんでこんなところにいるんですか? 「え?だりあちゃんに会うためよvv それにお願いもあるしねw」 フィオーレさん・・・泉の女神様は心が読めるんですか? 「・・・お願い?」 「うん、そのためにずっとここにいたんだよ、フィオちゃん。」 カリンが言う。って、フィオちゃん!? 「だりあちゃんも気軽に呼んでくれていいのよww」 ・・・なんか・・・『女神様』って感じがしない。 「フィオちゃん、言わなくていいの?」 「あ、そうそう。 カイくんと両想いになったところ悪いんだけど・・・ ちょっとお使い頼まれてほしいのよvv」 「お使い・・・?」 女神様って・・・何でも知ってるの? 「えぇvv あ、今すぐ行ってとは言わないから安心してw 誕生日パーティは出たいでしょう? だから・・・そうねぇ・・・明後日ぐらいに迎えにくるわv じゃあねvvだりあちゃん、カリンちゃんww」 女神様の姿が、目の前で掻き消える。 私、返事してないんですけど・・・ しかも、その内容ってなんなの? 「今更疑問に思ったって遅いよ? もう、フィオちゃん帰っちゃったから。 あ、だりあ、おめでとうwちゃんと言えたわねvv」 「うぅ・・・・・・」 「おめでとうついでに歌、教えてあげる。」 カリンは、そういい、歌い始めた。それにしても、おめでとうついでって・・・ 〜〜♪♪ Wherever you are Whatever you do I'll keep thinking of you I'll go on waiting for you Because I’m your captive I’ll give you my everlasting love I love you,forever..... 〜〜♪♪ どういう意味なのかはわからない。 でも、不思議と心に残る歌。 「どう?だりあ。」 歌い終わったらしいカリンは、唯一の聴衆だった私に聞く。 どうって言われても・・・ 「なんか・・・意味がわからないのに心に残る歌。綺麗な曲ね。」 私のその言葉に、カリンは満足そうに微笑んだ。 「だりあ、明日のパーティでこれを歌いなさい。 ちゃんと教えてあげるから。」 「え・・・無理、絶対無理!!」 意味もわからない言葉を歌えるわけないじゃない。 「無理じゃない。私が教えるって言ってるんだし。 第一、あなたカイにプレゼント用意してないんでしょう? ・・・後悔してからじゃ遅いのよ?」 ・・・え? なにか・・・含みのある声色・・・ 「さぁ、やりましょうか♪」 にっこり笑うカリン。 なんだか怖い・・・ しばらくして。 「うん、何とか形になったわね♪ これなら大丈夫☆」 「・・・カリン、のど痛いんだけど・・・」 なんで、夢の中でこんなに歌わされて喉痛くならなきゃいけないの・・・ 「大丈夫、起きれば戻るから♪ っと・・・もうすぐ起きる時間ね。 じゃあね、だりあ。」 起きれば戻るって問題じゃないんじゃ・・・ 手を振るカリンの姿がぼやけていった。 なんか・・・寝た気がしないよぉ・・・。 カリンの歌う美しき『歌』 その歌は『力』を持つ その歌は『思い歌』 その歌は『呪い歌』 カリンのすることは未来へつながる カリンのすることは一つ一つに意味がある カリンはダリアの知らない世界を知る――― |