39話

ここ、どこ・・・・・?
小包渡されても・・・
どこに行けばいいのかわからないし・・・
これじゃあ、届けようがないと思うんだけどなぁ・・・
見渡してみると、青。
一面に、綺麗な青い色が広がってる。
ん〜・・・これじゃあどこにいけばいいか本当にわからない・・・
・・・あれ?
あれ、なんだろ・・・
小さく、何か建物が見える。
あそこに行けばどうすればいいか教えてもらえるかな?
   てくてくてく・・・・・
・・・・・あれ?
青い色・・・これ、花だ。二種類の花。
えっと・・・薔薇と・・・ダリア?
青い薔薇も、ダリアも聞いたことないけど・・・
確か、青い薔薇って『不可能』の象徴じゃなかった?
それほど青い薔薇は造れないって聞いたことが・・・
でも、それがなんでこんなに咲いてるの・・・??
「いらっしゃいませ。」
!?
目の前に、いきなり女の人が現れた・・・?
「そう驚きにならないでください。」
「は、はい・・・・・」
蒼い髪に、紅い瞳。不思議な組み合わせだぁ・・・
「こちらへ、だりあ様。」
そういって、歩き出す。
・・・なんで私の名前知ってるの?
まぁ、女神様から聞いていたとでも思っておこう。
「だりあ様をお連れいたしました。」
着いたのは、教会・・・みたいなところ。
でも、もっと大きい。なんて言うんだろ、こういうの・・・
「こちらへ。」
また、違う人が現れた。
・・・何もなかった空間から・・・。
歩き出したその人の後を追っていくと、今度は大広間みたいなところに着いた。
薄暗い奥の方に、椅子がある。
・・・誰かが座ってる?
「ようこそ、シャントゥール神殿へ。」
奥が、明るくなった。
そこには女の人が座っていた。
黒髪に、翡翠色の瞳の。
「フィオーレからの小包を持ってきてくれたのね、ありがとう。」
「あ、はい・・・」
椅子に近づいて、手渡した。
なんか・・・女の人の周りの空気が綺麗な気がする・・・気のせいかな?
「だりあ・・・ちゃんって呼んでいいかしら?
私はシェアラというの。本当の名前ではないんだけれどね・・・。」
やっぱり、名前を知ってるんだ・・・
「だりあちゃん。お願いをしていいかしら?」
お願い・・・?まぁ、どうせ帰れないし。
「はい。なんですか?」
「ありがとう、そういってくれて。
シュンランをここへ。」
シュンラン・・・?
「お願いというのはね・・・
今からここに来るシュンランの話し相手をして欲しいの。」
「話し相手・・・?」
「えぇ。あの子はここを一歩も出ずに育ったの。
16年間、ずっとね。シェアラになるべき者して・・・」
・・・あれ?
「シェアラになるべき者・・・?」
「えぇ・・・シェアラというのは役職に付属する名前なの。
シュンランは、私の次の次に“シェアラ”を継ぐのよ。」
「へぇ・・・」
「あ、シュンランが来たわね。」
「シェアラ様、何のご用事ですか?」
わ・・・綺麗な声・・・
「シュンラン、こちらはだりあちゃん。
一週間ぐらいあなたの話し相手をしてくれるそうよ。」
来たのは、私と同じぐらいの女の子。
黒髪に、透き通るような水色の目。
綺麗な子だぁ・・・・・
「だりあちゃん、なかよくしてねv
私のことは好きなように呼んでw」
「じゃあ、シュンランちゃんって呼ばせてもらうね。
よろしくね、シュンランちゃんv」
「シュンラン、だりあちゃんにこのあたりを案内してあげたらどうかしら?」
「はい、シェアラ様。
だりあちゃん、こっちだよ。」

てくてくてく・・・

「ねぇ、シュンランちゃん。」
中を一通り見せてもらって、今度は外を案内してくれるみたい。
「何??」
「この花、何?」
青い花。多分、薔薇とダリアなんだけど・・・
青い薔薇や青いダリアなんて聞いたことないし。
「これ?薔薇とダリアだよ。
だりあちゃんが住んでるところにはないの?」
「青い色のは見たことない・・・」
「そうなんだぁ。ここは、青いのしか咲かないみたい。
私、青以外の薔薇もダリアも見たことないし。。」
やっぱり、違う世界なんだなぁ。。
「今度はむこうに行こvv」
「うん。」
シュンランちゃんは花畑の中に入っていった。
今度はどこに行くのかな?

   ダリアの行った“別世界”

   そこには青い花が咲く。

   「不可能」の象徴、青い薔薇。

   「ありえないもの」、青いダリア。

   ダリアの花は何色の花?



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