シンデレラ〜一幕目



フ「あ、セイヤセイヤ。」
セ「何だよ。」
フ「真面目に演じてよね?
  もし、ちゃんと演じなかったら・・・♪」
セ(こ、こわい・・・)
   フタバの機嫌損ねたら何されるかわかったもんじゃないからなぁ・・・
フ「あぁ、よく似合ってるわよ、シンデレラ♪♪」
 セイヤ、ピシッと固まる。
  完全におもちゃにされてるなぁ・・・(笑
だ「ねぇ、始めないの?」
フ「そうね、始めましょう♪」

〜☆〜★〜☆〜★〜

昔々、ある城下町にシンデレラと呼ばれる大層美しく、気立てのよい娘がいました。
少し男っぽいところが玉にキズでしたが、まぁ、それは放っておきましょう。
セ(なんで俺がこんなこと・・・
  普通はだりあかクレアだろ・・・)
   ごもっとも。
    まぁ、あきらめなさい。
     似合ってるだけいいんじゃない?(笑

さて、そのシンデレラ。
彼女の母親が亡くなりました。
嘆き悲しむシンデレラ。
あぁ、なんて可哀相。
セ(いや、別に可哀相と言われても・・・)
   その辺つっこんだらおしまいよ?

そんなシンデレラの為を思い、父親は新しい妻を迎えました。
見た目はシンデレラと同じくらいに若い継母。
その継母には実の娘がいました。
シンデレラと同じくらいの娘が。
シンデレラの父親は仕事で忙しく、家にほとんどいませんでした。
それをいいことに、二人はシンデレラを召使の様にこき使っていました。
フ「シンデレラ、早くこれを片付けなさい。」
ク「あ、あれ持ってきて。
  それと今日の夕飯はシチューがいいな。」
セ(クレアはいつもと変わらないのか・・・
  しかし、継母がフタバって・・・)
   まぁ、いいんじゃない?
    それにしても見事な配役な気が・・・

二人に何を言われても、どれだけこき使われても健気に働くシンデレラ。
なんて気立てのよい娘でしょう。
セ(・・・健気か?
  気立ていいか?)
   いいにしとけ。
    あんまり突っ込むと後が怖いから。

そんなある日、お城で舞踏会が開かれることになりました。
その目的は王子様の后探し。
そのため、町の主な名家の年頃の娘たちが全て呼ばれました。
もちろん、シンデレラとその姉も。
姉は一週間も前から継母と着て行く服等を相談していました。
ク「お母様、これなんかどう?」
フ「こっちのほうがいいんじゃない?」
セ(このまま普通に過ぎ去ってくれ・・・)
   ん〜・・・ムリ、かな♪(ぇ

いよいよ当日。
継母と姉は喜び勇んで城に向かいました。
当然の如くシンデレラを屋敷に置いて。
セ(それでいい・・・
  よかった・・・)
   ・・・それですむと思ってるの?
    まだまだ甘いね☆

舞踏会へ行く為の服も靴も何もかもがないシンデレラ。
舞踏会へ行きたいと泣いていました。
セ(泣いてない・・・!!
  むしろ喜んでるから・・・!!)
   そんなこと言ったってムリなのはわかりきってるだろうに・・・

だ「どうかしたの?
  なにかあったの?」
   ん〜・・・台詞棒読み?

いきなり現れたのは黒いローブを纏った女の子。
シンデレラは、全てを話しました。
セ(言わなくていいのに・・・
  ってか、本当にセリフないよなぁ・・・)
   そりゃ、セリフ話させたら絶対ハナシ通りにいかないからだろ。
だ「へぇ〜・・・
  だったら私がドレスとか馬車とか出してあげる♪
私、魔法使いだから。」
セ「遠慮します。」
   お?ナレより早く口開いたよ・・・

魔法使いだという少女の言葉に、遠慮をするシンデレラ。
なんて慎み深いのでしょう。
セ(・・・違うから)
   上手いアドリブだなぁ・・・
    でもそれだけにセイヤが可哀相かも。。
だ「遠慮しなくていいんだよ?」
セ(遠慮じゃないから・・・)

遠慮しなくていい、という魔法使い。
シンデレラはそれならば・・・と承諾しました。

「これでよし♪」
少しして、シンデレラは舞踏会へ向かうだけの状態になりました。
セ(展開早ぇよ・・・
  何で俺がこんな恰好を・・・)
   遊ばれ役の宿命ね♪(ぇ

だ「シンデレラ、お城の12時の鐘がなる前に戻って来てね。
  私の魔法は日にちを越せないから。
  私はあなたが戻ってくるまでここにいることにするわ。」
   ほぅ・・・白雪姫のときより上手くなったなぁ、セリフ読み。
セ(12時どころか行かなくても全然困らない・・・
  むしろその方がいい・・・)
   いい加減諦めなよ、セイヤ。

魔法使いの言葉を合図に馬車が動き出しました。
その馬車は、舞踏会の開かれているお城へと進んでいきました。
セ(・・・おりたい・・・)
   や、無理だから。


〜〜第一幕、終了〜〜


フ「お疲れ様、シンデレラ♪♪」
セ「それはどうも・・・」
カ「なかなか似合ってたぞ☆」
セ「・・・」
 セイヤ、無言でカイを殴る。
カ「いって〜・・・
  人を殴るなよ!!」
セ「俺の気に触ることを言ったちびカイ、お前が悪い。」
カ「俺はちびカイじゃねぇっ!!」
  ・・・コント見てるみたい(マテ
ク「はいはい、じゃれ合いはその辺でやめておけば?」
セ・カ「じゃれ合ってない!!」
フ「どうだっていいから、もう少し静かにしてくれるかしら・・・?」
   フタバ、恐いよ・・・
セ・カ「・・・はい・・・」
フ「よろしい♪
  さぁて、そろそろ幕をあげましょうか・・・♪」
だ「こんどはカイちゃん出るんだよね♪
  わ〜、楽しみ〜〜vv」
フ「ってわけでカイ?
  さっさと着替えてきてくれない?」
カ「は、はい・・・」
 カイ、一時退場。


第二幕に続く?



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