シンデレラ〜三幕目


フ「おかえりなさい、シンデレラ♪
  “灰かぶり”って呼んだ方がいいかしら?」
   フタバ・・・なんだかご機嫌?
セ(どっちも嫌だ・・・)
だ「ねぇ、フタバちゃん。
  “灰かぶり”って何?」
   知らないのか・・・?
フ「“灰かぶり”はシンデレラのことよ。
  “シンデレラ”を直訳するとこうなるの。
  まぁ、普段はシンデレラで通ってるけど。」
だ「へぇ・・・
  フタバちゃん、物知りだねぇ・・・」
フ「あら、ありがとう♪」
   だりあも素直に感心してるし・・・
フ「さぁて、そろそろ続きを始めましょうか。
  ねぇ、シンデレラ?」
   うっわ・・・かなりセイヤで遊んでるよ;
    かわいそうに・・・
セ(・・・・・・)

〜☆〜★〜☆〜★〜☆〜★〜

見事逃げ切ったシンデレラ。
停めてあった魔法の馬車に乗り込みます。
そして、屋敷に着いたとき。
12時の鐘が鳴り、魔法が解けました。
馬車は跡形もなく消えうせ、ドレスはもとに戻ってしまいました。
だ「お帰りなさい、シンデレラ。
  舞踏会はどうだった?」
出迎えたのは魔法使い。
セ「とても楽しかったわ。
  ありがとう、魔法使いさん。」
セ(・・・また、フタバか。)
   また声を借りられちゃったねぇ・・・(笑
だ「それはよかった。
  ヒマだったから、ここを綺麗に掃除しておいたわ。」
   ヒマだったから・・・(笑
セ(ヒマだったなら俺の代わりにシンデレラやってほしかった・・・)
   おいおい。
だ「じゃあ、私はそろそろ行くわね。
  シンデレラ、元気でね。
  これからもがんばって。」
   だりあもうまくなったわねぇ・・・

そう言い残し、魔法使いの姿は消え失せました。
後に残ったシンデレラ。
先程の豪華なドレスとは180度違う自分の服を見ます。
そして溜息をついた後、屋根裏の自分の部屋へと戻っていきました。
セ(話がわからねぇ・・・)
   まぁ、がまんしなさいな。
    後ちょっとで終わるから・・・多分(ぇ

それから数日は継母と姉の文句等を聞きながら過ぎていきました。
まぁ、その辺りは飛ばすことにいたしましょう。
セ(飛ばしていいのか・・・)
   ま、いいんでない?

ポ「この家に年頃の娘はいるか?」
継母たちが文句を言わなくなったある日のこと。
王宮からの使いがやってきました。
継母は驚き、シンデレラを隠して姉だけしかいないように見せ掛けました。
使いはガラスの靴を差し出し、姉に履くようにいいました。
その靴は舞踏会の日、シンデレラが履いていた靴。
どうやら、使いはシンデレラを探しているようでした。
セ(探さんでいい、探さんで・・・)
   普通にムリだろ。
    それじゃあ話になんないんだから。

さて、ガラスの靴。
姉は履いてみましたが、どうにも靴の方が大きかったようです。
ポ「合っていない・・・な。
  ここで最後のはずなんだが・・・
  他に娘は・・・?」
フ「うちの娘はクレアだけですが?
  あとは下働きの娘がいるぐらいで・・・」
セ(このまま円満に終わら・・・)
   ないだろ。100%。

下働きでも娘は娘。
使いは、藁にも縋る思いでその娘を呼ぶよう命じました。
その娘とは勿論シンデレラ。
そして、使いが探しているのもシンデレラ。
ガラスの靴はシンデレラの足にぴったりとあいました。
ポ「おぉ!!あなたがあの夜の姫君か!!
  さぁ、私と共に城へと参りましょう!
  王子があなたに会いたがっています!」
   ポプリもまともになったなぁ・・・

やっとシンデレラを見つけ、使いは喜びました。
そして、シンデレラを馬車へと導こうとしました。
セ(靴なんてあわなくてよかったのに・・・
  ってか抵抗できないじゃねーか。)
   だからあきらめろって。
    あとちょっとで終わるんだし。

ク「お待ちください。
  シンデレラは舞踏会には出席していません。
  何かの間違いでは・・・?」
フ「そうですわ。
  シンデレラはここで仕事をしていたはずです。
  第一、靴だけで人を探そうだなんて・・・
  いくらでも同じサイズの人がいるのではないですか?」

無理矢理にでもシンデレラを連れていこうとする使い。
それを、継母と姉が止めようとします。
まぁ、正論といえば正論ですね。
ポ「町中を探してもこの靴が合う娘はいなかった。
  靴をはけた娘は、この娘だけだ。
  ならばこの娘を連れていけばいいだけの話だろう?」
   ポプリがこんな口調ってなんかイヤだな・・・(マテ

使いはそれだけを答え、シンデレラを馬車に乗せました。
そして、馬車は音を立てて走り出します。
後に残されたのは、継母と姉。
二人は唖然として、走り去っていく馬車を見送りました。
セ(逃げられなかった・・・)
   劇なんだから、逃げるなよ・・・

一週間後・・・

城下町はお祭りムード一色となっていました。
罪人には恩赦が出され、通りには旗が飾られ。
それは、王子が結婚するから。
そう、シンデレラと式を挙げるのです。
この日、シンデレラはとても幸せな花嫁となりました。
セ(最後・・・あきらかに無理矢理だよな・・・
  こんなんでいいのかよ)
   ・・・細かいことは気にするな★
カ(ってか・・・俺、出番ないんだなぁ・・・
  あはは・・・)
   ・・・!?
   カイ・・・壊れた?
    壊れるにゃまだ早いよ!?(ぇ

優しいシンデレラは、自分をいじめていた継母と姉を許しました。
そして、王子と共に幸せに暮らしましたとさ。

〜第三幕、終了〜

フ「あ〜・・・終わった終わった♪♪」
だ「楽しかった〜〜♪♪」
ポ「またやろうね〜♪」
ク「そうね♪
  それにしても・・・セイ、あういう恰好も似合うわねぇ♪」
セ(似合ってほしくない・・・)
   ・・・やけに疲れきった顔してるのが多いなぁ。。
    まぁ、ムリもないか。
フ「さて、あとはっと・・・」
カ(まだなにかあんのかよ・・・)
ク「なにかやることがあるの?」
フ「うん♪」
フタバ、言いつつユウナの腕を掴む。
ユ「なっ・・・何!?」
フ「さぁさ、移動移動。
  着いてきたい人は勝手に着いてきてね★」
フタバ、ユウナを連れて退場。
ク「行ってみよ♪ね、セイ??」
セ「俺は行かな・・・」
クレア、セイヤを引っ張ってフタバを追い掛ける。
だ「・・・私も行きたいなぁ・・・」
カ(・・・げ。)
だ「カイちゃん、行こ♪♪ね?・・・ダメ?」
カ「・・・はいはい。」
だりあ、カイと共に退場。



<< 小説TOPに戻る >>