songs 4 sun



私は、目を開けた。
目の前には、きれいな牧場が―――なんてことはなかった。
目の前には、これ以上はない!ってぐらいに荒れ果てた牧場。
ここで、生活しろと?
「月華・・・ここ?」
唖然として、隣にいる月華に聞く。
「そうだろうね。
ま、いいんじゃないの?
これからきれいにしていけば。」
月華がいう。
確かに、そうなんだけどさ・・・
私は、きれいに整備された牧場を想像してた。
なのに、こんなところだったなんて。
「陽華、ちゃんと制御リング、つけとけよ?
ここは神殿じゃないんだから。
後始末する俺の身にもなれ。」
「わかってる。
あとで、ちゃんとつけとくよ。」
制御リング・・・あれ、嫌いなんだよね・・・。
「今つけろよ。」
月華は、あきれているらしい。
ため息をつきながら言っている。
「いいじゃん。ね?」
「まったく・・・」
また、ため息。
「月華〜〜。
ため息ばっかついてると、不幸が逃げてくよ?」
世間でよく言われてるらしい、迷信。
実際に、聞いたことがあるってわけじゃない。
「・・・誰のせいだ。
それに、間違えてる。
幸せが逃げるんだ。不幸が逃げれば、それでいいじゃないか。」
あ・・・・・。そうだっけ??
また、月華にため息つかれちゃった・・・。
「おや、君たちは?」
誰かが、来た。


<<   太陽の歌、月の歌TOPに戻る   >>